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天安門車炎上、フィリピン人遺族が心境語る

2013年10月30日 20:37

 28日、中国・北京の天安門の前に車が突入・炎上した事件で、死亡したフィリピン人女性の父親が30日、NNNの取材に今の心境を語った。

 フィリピンで病院を経営するリザリナ・ブンイさん(55)は、家族4人で中国を旅行中に事件に巻き込まれた。

 リザリナさんの父親のロドリゴ・カミアさんは、現地から連絡を受けたリザリナさんの息子からの電話でリザリナさんの死を知らされたという。

 ロドリゴさん「『母親が亡くなった』と言いました。彼も泣いていたし、私も泣いた。妻(リザリナさんの母)は、まだ娘が死んだことを知らないんだ」

 リザリナさんの親族は30日朝、中国に向かったという。

 中国外務省の報道官は30日午後4時頃の会見で、「不幸な事件に心を痛めている」と述べ、リザリナさんら亡くなった人に哀悼の意を示した。