×

NY株111ドル高 過去最高値を更新

2013年10月30日 8:42

 29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は、量的緩和の継続を期待して100ドル以上値を上げ、過去最高値を更新した。

 29日から2日間の予定でアメリカの金融政策を決めるFOMC(=連邦公開市場委員会)が行われている。株式市場の関心は量的緩和の縮小をいつ開始するかという点。雇用統計などを見ると、アメリカの景気はしっかりとした足取りで回復に向かっているとは言うことができない状態だ。さらに、29日に発表されたアメリカの9月の小売売上高も市場予想を下回り、ますます「量的緩和継続」の見方が強まる結果となった。

 結局、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前日比111ドル42セント高の1万5680ドル35セントで取引を終えた。これは、約1か月半ぶりの過去最高値の更新。

 また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は12.21ポイント高の3952.34で取引を終えた。