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たばこ販売減少受けJTが工場閉鎖など発表

2013年10月30日 20:33
たばこ販売減少受けJTが工場閉鎖など発表

 たばこの販売数量の減少を受け、JT(=日本たばこ産業)が30日、国内の4工場の閉鎖や、1600人規模の希望退職者を募集するなど生産体制の縮小を発表した。

 JTは30日の会見で、国内にある9つの工場のうち福島県郡山市と静岡県浜松市にある2つのたばこ製造工場と、神奈川県平塚市と岡山市にある2つのたばこ関連工場を閉鎖すると発表した。また、国内の25「支店」を15「支社」体制に縮小し、1600人規模の希望退職者を募集する。

 これは、健康志向の高まりや喫煙規制などを受け、国内のたばこ市場が縮小傾向にあるため。

 国内でのたばこの販売数量は、1996年度の3483億本を境に、昨年度は1951億本まで減少しており、JTは今後も1年間で約3~4%の割合で販売数量が減少すると見込んでいる。