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日産イエローキャブ、5台程でスタート

2013年10月29日 13:14
日産イエローキャブ、5台程でスタート

 アメリカ・ニューヨーク市が名物のタクシー「イエローキャブ」を全て日産の車に統一すると発表してから2年。28日、デビューの日を迎えたが、ある問題が起きていた。

 28日、真新しい日産車のイエローキャブが街を走り始めた。足元が広く、天井はガラス張りになっており、携帯電話などの充電もできる。ニューヨーク中の1万3000台全てを、この日産車に順次、統一していくと市が2011年発表した。しかし、「車種を選ぶ権利がないのはおかしい」とするタクシーの業界団体の訴えが裁判で認められ、今、その方針は、暗礁に乗り上げている。

 28日に一部で導入が始まったが、この日、走り始めたのは5台ほどで、寂しいスタートになった。

 タクシー運転手「アメリカは自由の国だから車種は選べないとね。もっと選択肢がほしい」

 これまでもニューヨーク市のブルームバーグ市長は、販売する飲料カップの大きさにまで枠をはめようとして論争を巻き起こしてきた。タクシーの車種を巡っても、市長の方針は視界不良となっている。