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半日程度は若干の海面変動の可能性~気象庁

2013年10月26日 6:23
半日程度は若干の海面変動の可能性~気象庁

 26日午前2時過ぎ、東北や関東地方で震度4の揺れを観測する地震があり、これまでに岩手県と福島県で40センチの津波を観測している。気象庁は、半日程度は若干の海面変動の可能性があるとして注意を呼びかけている。

 26日午前2時10分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.1の地震があった。この地震で、震度4の揺れを宮城・石巻市、宮城・岩沼市、福島・郡山市、福島・白河市、茨城・水戸市、栃木・真岡市などで観測した他、北海道から九州地方の広い範囲で震度1以上の揺れを記録した。

 気象庁は、岩手県から千葉県にかけての太平洋沿岸に津波注意報を発表したが、26日午前4時過ぎに全て解除している。これまでに観測された津波の高さは、岩手・久慈港と福島・相馬市で40センチ、宮城・石巻市鮎川で30センチ、岩手・大船渡で20センチとなっている。

 気象庁は26日午前4時過ぎから開いた会見で、津波注意報は解除されたものの、今後、半日程度は若干の海面変動の可能性があるとして、沿岸では注意するように呼びかけている。また、今回の地震は11年の東日本大震災の余震ということで、今後も数日間は余震に注意するように呼びかけている。

 「東京電力」によると、福島第一原子力発電所ではこの地震による設備の異常などは確認されていないという。また、「東北電力」によると、宮城・女川原子力発電所もこれまでのところ異常はないという。