林農水相は２５日の閣議後会見で、コメなどを生産しすぎないよう調整する、いわゆる「減反政策」の見直しに関連する法案を来年の通常国会に提出する方針を明らかにした。

　林農水相は「農家の自らの判断による需要に応じた生産を促進をしなければならない。そういう改革を進めていきたい」と述べ、農家の生産力を向上させるため、減反政策の見直しに関する法案を来年の通常国会に提出する方針を明らかにした。

　現在の減反政策では、生産調整に従ってコメを生産する農家に対して、１０アールあたり１万５０００円の補助金などが支給されている。しかし、政府の産業競争力会議からは、減反政策の補助金を廃止することで、零細農家が農地を手放し、政府が成長戦略として進める「農地集約」の実現に効果があるなどの意見が出ている。