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米国の情報機関、独首相の携帯電話盗聴か

2013年10月24日 14:27

 ドイツのメルケル首相は23日、自らの携帯電話がアメリカに盗聴されている可能性があるとして、オバマ大統領に電話で事実の解明を求めた。

 ドイツの政府報道官は23日、メルケル首相の携帯電話がアメリカの情報機関によって盗聴されている可能性があるとの情報を得たと発表した。情報を受けてメルケル首相は、オバマ大統領と電話会談を行い、盗聴が事実であれば直ちに停止するよう申し入れたという。ドイツではこれまでに、CIA元職員・スノーデン氏の情報を基に、通話やメールが傍受されていたと報じられていた。

 これに対し、アメリカは疑惑を否定している。ホワイトハウス・カーニー報道官は23日の会見で、「アメリカはメルケル首相の通話を傍受していないし、今後もしないとオバマ大統領が約束しました」と述べたが、過去に通信を傍受したかどうかについては言及しなかった。