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TPP交渉過程巡り“身内”と論戦

2013年10月24日 14:39
TPP交渉過程巡り“身内”と論戦

 24日の参議院予算委員会で、TPP(=環太平洋経済連携協定)を巡り、身内の自民党議員から「交渉過程がよく分からない」などの声が上がった。

 JA出身で、自民党の農林部会長代理も務める山田俊男議員は、安倍首相に対し、TPP交渉で農業分野の聖域を守るよう強く求めた。

 山田議員「交渉の内容がなかなか分からないというのが、まさに大臣もストレス、私なんかもストレスと、国民みんながそういうことになっていると思う」

 安倍首相「我が国のみならず、各国とも困難な問題を抱えている。各国のセンシティビティー(重要項目)に配慮しつつ、包括的で高い水準の協定達成に向け、各国とともに努力をしていく考え」

 コメなど重要5項目の扱いを巡り、政府に対して自民党内に根強い不信感がある中、安倍首相は「この麗しい国を守っていくために、手段としてTPPがある」などと、年内の交渉妥結に向けた決意を語った。

 また、安倍首相は東京オリンピックが開催される2020年に、福島県で原発事故を含めた震災からの復興に関する国際会議の開催を検討する考えを表明した。