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NY株75ドル高 1万5467ドル

2013年10月23日 9:55

 22日は、アメリカの雇用統計の内容が振るわなかったことから、かえって金融緩和策が縮小される懸念が薄れて、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は値上がりし、前日比75ドル46セント高の1万5467ドル66セントで取引を終えた。

 22日は午前に、アメリカの9月の雇用統計が発表された。失業率は前月比でわずかに低下したが、非農業部門の就業者の数の伸びが市場の予想を下回った。このため、かねてから懸案になっているアメリカの金融緩和策の縮小はすぐには行われず、しばらく先送りされるとの見方が市場で大勢を占めて、株には買い注文が集まった。また、現在、相次いで発表されている企業の決算内容から、さまざまな業種での業績が底堅いとの見方も広がり、市場では安心材料となっている。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比9.52ポイント高の3929.57だった。