×

仕入れ値が半値の食材も 阪急阪神ホテルズ

2013年10月23日 15:21
仕入れ値が半値の食材も 阪急阪神ホテルズ

 阪急阪神グループの8つのホテルなどでメニューと異なる食材を提供していた問題で、仕入れ値が本来の半値ほどの食材を使っていたメニューが複数あることがわかった。

 阪急阪神ホテルズは、系列の8つのホテルとレストラン23店舗で、産地がメニューと異なる食材など47商品を提供していた。中には、仕入れ値が1キロ2000円の「九条ネギ」と表示していたメニューを、実際には800円の「青ネギ」などを使用したケースの他、仕入れ値が1キロ2500円の「芝海老」のかわりに1400円の「バナメイ海老」を、また、1人前105円の「信州そば」のかわりに中国産を含むブレンド麺(1人前68円)を使っていたケースなど、仕入れ値が半値以下か半値に近いものも複数あった。

 利用客は7年以上の間に約7万9000人に上り阪急阪神ホテルズは総額1億1000万円の返金に応じるとしているが、中にはホテルの担当者やシェフが偽装を認識していたケースもあり、消費庁が調査に乗り出している。