２３日の東京株式市場で、日経平均株価は大きく値を下げ、終値は前日比２８７円２０銭安の１万４４２６円０５銭だった。

　アメリカの９月の雇用統計が市場の予想を下回ったことから、金融緩和の縮小が先送りされるとみられ、前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は値を上げた。これを受けて、２３日朝の東京株式市場は日経平均株価が値を上げて取引が始まり、午前は小幅な値動きで推移した。

　午後に入ると、中国当局による金融引き締めの観測が強まり、アジアの主要株式市場で株価が値を下げたことから、日経平均株価も大きく値を下げて取引を終えた。

　東証１部の売買代金は概算で２兆２０４８億円。売買高は概算で２７億２７３３万株。