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NSA盗聴問題 米大統領“見直し”伝える

2013年10月22日 12:42

 アメリカのNSA(=国家安全保障局)がフランスで電話を盗聴していたと報じられた問題で、オバマ大統領は21日、フランスのオランド大統領と電話会談し、機密情報の収集方法を見直す方針を伝えた。

 この問題は、ロシアに一時亡命しているCIA(=アメリカ中央情報局)の元職員・スノーデン氏の資料に基づいてフランスのルモンド紙が報道したもので、NSAが2012年12月から13年初めにかけて、フランスで7000万件以上の電話での通話を盗聴していたというもの。

 これを受けてオバマ大統領はオランド大統領と電話会談し、「安全保障に関する懸念とプライバシーに関する懸念のバランスが取れるように情報の収集方法の見直しを始めた」と伝えた。その上で、両首脳はこの問題を引き続き議論していくことで合意した。