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「村山談話」引き継ぐ考え改めて示す~首相

2013年10月22日 14:29
「村山談話」引き継ぐ考え改めて示す~首相

 歴史認識をめぐって、安倍首相は22日の衆議院予算委員会で、アジア諸国を植民地支配したことを認めて謝罪を表明した「村山談話」を引き継いでいく考えを改めて示した。

 民主党・岡田克也前副総理は、歴史問題をめぐる安倍首相の発言が韓国側から不信感を招いている一つの原因だと追及した。

 岡田克也前副総理「『(村山談話を)全体としては引き継いでいます』と言っているが、首相の口から『植民地支配』や『侵略』という言葉を聞いたことがない」

 安倍首相「安倍内閣として侵略や植民地支配を否定したことは一度もない。アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えてきた。その認識においては安倍内閣としても同じであり、歴代内閣の立場を引き継ぐ考えである」

 安倍首相はその上で、「対話のドアはいつも開いているので、韓国側にも同様の対応をとってほしい」と述べた。

 また、日本維新の会・平沼国会議員団代表が拉致問題の早期解決を求めたのに対し、安倍首相は「拉致被害者を奪還できていないのは残念だ。対話と圧力の姿勢でしか解決しないし、この問題を解決しないと北朝鮮の未来はない」と述べた。