【台風２６号】東京・伊豆大島では救出活動が続けられているが、警視庁によると、これまでに１６人の遺体が見つかった。また、４８人と連絡が取れなくなっているという。

　警視庁や町役場によると、伊豆大島では記録的な大雨の影響で山の斜面が崩れるなどして沢に流れこみ、土砂や倒れた木が麓の住宅をのみ込んだ。土砂崩れは、大島町元町など町役場や病院などがある町の中心部で起き、住宅など少なくとも３０棟以上が倒壊した。これまでに１６人の遺体が見つかり、警視庁で身元の確認を急いでいる。また、町役場によると、住民４８人と連絡が取れなくなっているという。さらに、全壊するなど被害を受けた住宅は合わせて１００棟以上に上る可能性があるという。

　警視庁は、ヘリコプターで特殊救助隊や機動隊員、警備犬２頭などを派遣した。東京消防庁もハイパーレスキュー隊などを現地に派遣しており、現地では懸命の救出活動が続けられている。