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臨時国会召集“成長戦略”実現は?

2013年10月15日 13:03
臨時国会召集“成長戦略”実現は?

 臨時国会が15日、召集された。安倍首相は「成長戦略実行国会」と位置づけ、関連法案の早期成立を目指す。安倍首相は午後の所信表明演説でデフレ脱却や日本経済再生への決意を示すことにしている。

 菅官房長「重要な法案がありますので、まさにしっかりとした審議を行って、国民のみなさんに理解をしていただく国会にしていきたい」

 国会の会期は12月6日までの53日間。安倍首相は「成長戦略実行国会」と位置づけ、産業競争力強化法案など関連法案の成立に全力を挙げる考え。また日本版NSC(=国家安全保障会議)を設置するための法案や特定秘密保護法案も成立させたい考え。衆参のねじれが解消され、安倍首相は午後の演説で「決める政治」によって政策を前に進めていく決意を示すことにしている。対する、野党側が政府の進める規制緩和の問題点や福島第一原発の汚染水問題、さらにTPPの交渉経過などについて、追及していく構え。

 民主党・海江田代表「労働規制を改悪をする国会になるのではないか。そういうことを許してしまってはいけない」

 野党側が今後の論戦を通じて存在感をどう示せるのかも問われる。