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原子力総合防災訓練2日目 安倍首相も参加

2013年10月12日 15:40
原子力総合防災訓練2日目 安倍首相も参加

 政府の原子力総合防災訓練が2日目となる12日、首相官邸で、安倍首相も参加して原子力発電所の事故を想定して行われた。

 訓練は11日から行っているもので、12日は鹿児島県にある九州電力・川内原子力発電所の2号機が地震の影響で冷却機能を全て失い、放射性物質の放出の恐れがあるという想定で行われた。これを受けて安倍首相は原子力緊急事態宣言を発し、原発から5キロ圏内の住民の避難や30キロ圏内の住民の屋内退避などを呼びかけた。

 また、菅官房長官が、事故の拡大防止や自衛隊の原子力災害派遣を迅速に行うなどの基本方針を示した。

 東京電力・福島第一原発の事故後に政府が原発事故を想定した訓練を行ったのは初めて。