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鹿児島・川内原発で原子力総合防災訓練

2013年10月11日 13:23
鹿児島・川内原発で原子力総合防災訓練

 福島第一原発の事故後初となる、国の大規模な原子力総合防災訓練が11日、川内原子力発電所のある鹿児島県で始まった。

 訓練は午前10時過ぎに鹿児島県薩摩川内市沖で震度6強の地震と津波が発生し、川内原発2号機が自動停止したとの想定で始まった。

 今回の訓練は国の事故調査委員会の指摘を受け初めて行われる「実時間実動訓練」と呼ばれるもの。これまでのシナリオ型の訓練ではなく、実際の災害発生時に近い状況で行うため、参加者に詳しい中身は伝えられていない。

 現地対策本部と原子力規制庁、九州電力本店などを結んだTV会議も行われ、担当者が現状を報告していた。訓練は12日までで、住民の30キロ圏外への避難訓練も行われる。