×

誤ってホース外し…汚染水漏れ、6人被ばく

2013年10月9日 21:49
誤ってホース外し…汚染水漏れ、6人被ばく

 福島第一原発の汚染水処理装置で、作業員が誤って配管に接続するホースを外し、6人の作業員が漏れ出た汚染水に触れ、被ばくしたという。東京電力は被ばくの程度を調べている。

 東京電力によると、9日午前10時頃、汚染水から塩分を取り除く装置で、作業員が誤って配管に接続するホースを外し、汚染水が漏れ出た。その場にいた作業員10人と駆けつけた作業員1人のうち、計6人が汚染水に触れて被ばくした。作業員はいずれも防護服を着用していたため、直接、皮膚には放射性物質は付着していないという。

 漏れた7トンの水はストロンチウムなどの放射性物質が1リットルあたり3700万ベクレル含まれる高濃度の汚染水で、装置が入る建屋の床一面に広がっているが、全て建屋内にとどまっているという。