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安倍首相、経済発展への貢献を表明へ

2013年10月7日 13:22
安倍首相、経済発展への貢献を表明へ

 インドネシアでは、7日午後から安倍首相も出席してAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議が始まる。

 首脳会議を前に、まもなく中国の習近平国家主席と韓国の朴槿恵大統領とが会談する予定。各国個別の首脳会談も活発になっている。

 安倍首相「日本にとって最も大切な地域であるアジア太平洋地域を、豊かで繁栄した、希望に満ちた地域に、そして平和で安定した、法の支配する地域にしていくために、数多くの首脳と意見交換をしていきたいと思う」

 首脳会議は7日から2日間の日程で行われ、初日は地域経済統合の促進や多角的貿易体制の強化などについて話し合われる。安倍首相は、日本の経済成長と財政再建を両立させ、この地域の更なる経済発展に貢献していく考えを説明する。

 安倍首相はこの機会をとらえて、中国や韓国首脳との対話を実現させたい考えだが、いまだ見通しは立っていない。こうした中、習国家主席と朴大統領とがまもなく会談するが、日本のある政府関係者は首脳会議を前に「日本をけん制する狙いもあるかもしれない」と話している。

 8日にはTPP(=環太平洋経済連携協定)の首脳会合も行われる。アメリカのオバマ大統領が欠席する中、安倍首相が年内の交渉妥結に向けてどう存在感を発揮できるのか、注目される。