×

米朝が非公式協議 米国側「有意義だった」

2013年10月3日 13:31

 アメリカと北朝鮮は2日、イギリス・ロンドンで非公式の協議を行った。アメリカ側の出席者は「協議は有意義だった」と述べた。

 非公式協議は先週、ドイツで行われたのに続いて2週連続で、北朝鮮は李容浩外務次官が、アメリカからは前の北朝鮮担当特別代表のボズワース氏らが出席した。核問題をめぐる6か国協議の再開について、突っ込んだやり取りを交わしたものとみられる。

 ボズワース氏「有意義で真摯(しんし)な協議だった。みんな、互いを尊重していた。内容は言えない」

 アメリカの朝鮮半島専門家・シーガル氏「興味深い意見があった。北朝鮮は(交渉の)テーブルに戻りたがっている」

 北朝鮮は対話姿勢を重ねて強調することで、6か国協議の再開には非核化に向けた具体的な行動が先だとするアメリカに譲歩を迫る狙いがあるものとみられる。