シリア大統領 国連決議を「順守する」
シリアのアサド大統領は、化学兵器の全面廃棄を義務づける国連の決議を守る考えを明らかにした。
アサド大統領「これまでも取り決めを守ってきたように、(国連の決議を)順守しなければならない」
これはイタリアのテレビ局が29日放送したもので、アサド大統領は、国連の安全保障理事会で採択された化学兵器の全面廃棄を義務づける決議を守り、廃棄に向けた作業に協力する考えを示した。
一方で、決議に盛り込まれた政権側と反体制派による国際会議の開催については、枠組み次第で参加するとの立場を示した。
OPCW(=化学兵器禁止機関)は30日までにシリアに向け先遣隊を派遣し、アサド政権側と協議に入る予定。