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大川小の児童遺族、文科省で真相究明の訴え

2013年9月30日 21:17
大川小の児童遺族、文科省で真相究明の訴え

 東日本大震災の津波で84人の犠牲者が出た宮城県石巻市の大川小学校の遺族が30日、文部科学省を訪れ、「子供たちがなぜ校庭に居続けたのか真相を明らかにしてほしい」と訴えた。

 児童と教職員計84人が死亡した大川小学校を巡っては、文部科学省の主導で設置された第三者委員会が原因などの調査を続けている。文部科学省では30日、児童の遺族6人が調査に対する意見書を義家政務官に提出し、「学校の日頃の備えなどを調べるだけでなく、子供たちがなぜ校庭に居続けたのか真相を明らかにしてほしい」と訴えた。

 義家政務官は「当事者の意見が反映されずに結論が出るのはあり得ない」と話し、最終報告書の取りまとめは当初の予定である12月にはこだわらない考えを示した。