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「白い巨塔」の作家・山崎豊子さん死去

2013年9月30日 15:24
「白い巨塔」の作家・山崎豊子さん死去

 「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」など社会派の長編小説を書き続けた作家・山崎豊子さん(88)が、死去していたことがわかった。

 親族や新潮社によると、山崎豊子さんは29日、入院先の病院で心不全のため死去したという。山崎さんは1924年大阪市生まれで、1957年に「暖簾」で小説家デビューし、1958年2作目の「花のれん」で直木賞を受賞した。その後、「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」など巨大組織の暗部を描いた作品や、沖縄復帰時の日米の密約を暴いた新聞記者を取材し書き上げた「運命の人」など、長編小説を数多く残している。

 告別式は、親族のみで行う予定だという。