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停止のALPS 異物取り除き運転再開

2013年9月30日 10:20
停止のALPS 異物取り除き運転再開

 福島第一原発の汚染水浄化装置(=ALPS)に不具合が見つかり運転を停止した問題で、東京電力は装置の中にあった異物を取り除き、30日未明からあらためて運転を再開した。

 ALPSは、27日に試験運転を再開したが、その日のうちに不具合が見つかり運転を停止していた。東京電力が調べたところ、汚染水を処理するタンクの底に縦と横の幅が20センチ、厚さ3ミリほどのゴム製のシートが見つかった。このシートは、仮設のはしごを固定するためにタンク内に設置していたもので、本来は運転前に取り除かなければならないものだった。

 東京電力は、このゴム製のシートが配管をふさいだとみており、他のタンクにも異物がないか調べた上で、30日未明から運転を再開した。