都構想反対の現職・竹山氏が当選 堺市長選
29日に投開票が行われた大阪・堺市長選挙で、大阪都構想に反対する現職が、大阪維新の会の公認候補を破り、再選を果たした。一方、大阪維新の会の橋下代表は、続投する意向を表明した。
竹山修身氏「この選挙は堺市民と大阪維新の会の戦いであったんです」
再選を果たした、無所属で現職の竹山修身氏(63)は、民主党の推薦や自民党の支持に加え、共産党や社民党からの自主支援も受け、約6万票の大差をつけ、19万8431票で圧勝。最大の争点となった大阪都構想については、「堺が廃止・分割される」などと反対していた。
一方、大阪維新の会公認の西林克敏氏(43)は14万569票で、橋下徹代表とともに、「堺が発展するためには、都構想が必要だ」として、連日、街頭演説などで支持を訴えたが、及ばなかった。
西林克敏氏「ご支援いただきました皆様方には申し訳なく、当選までたどり着くことができませんでした」
国会議員をたびたび堺入りさせるなど、総力体制で臨んだ大阪維新の会だが、橋下代表は続投する意向を表明した。
橋下代表「(Q進退については?)進退ってなんですか?」「次勝たなきゃいけないから。やらなきゃいけないから。大阪市における都構想には影響がないと思っています。ただ、都構想とは別に、僕に対しての批判、これは非常に大きなものがあると思います。僕のこれまでの態度、ふるまい、政治手法、こういうものにはすごい批判・反論あるかと思いますから」