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米とイラン、36年ぶり外相会談

2013年9月27日 12:23

 国交を断絶しているアメリカとイランが26日、米・ニューヨークの国連内で36年ぶりに外相会談を行った。

 国連では26日、イランの核開発問題をめぐってアメリカやイギリスなど6か国の外相とイラン・ザリフ外相が会合を開き、その後、アメリカ・ケリー国務長官とザリフ外相だけで2国間の会談を行った。

 アメリカとイランは1980年以降国交を断絶していて、両国の閣僚クラスが会談するのは36年ぶり。この日の一連の協議の中で、イランは核兵器にも転用可能な濃縮ウランを一部国外に移すなどといった欧米側からの提案を1年以内に実行に移す用意があると話し、今後も協議を重ねることで一致した。

 ケリー国務長官「ザリフ外相はこれまでのイランと全く違う雰囲気で対話に臨んでくれた」

 ザリフ外相「とても建設的な対話ができた。事態が前進するといい」

 イランは核開発自体は継続する方針で、今後どこまで歩み寄れるかが焦点となる。