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iPod“ホイール”自分が発明…男性勝訴

2013年9月26日 22:21
iPod“ホイール”自分が発明…男性勝訴

 アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod」に使われている技術が発明家の男性の特許を侵害しているとして、東京地裁は26日、アップルの日本法人に対し、約3億3600万円を支払うよう命じた。

 この裁判は、iPodの「クイックホイール」と呼ばれるリング状のボタンに関する技術を巡り、関東に住む発明家の男性(56)が、技術は自分の発明であり、特許を侵害されたとして、アップルの日本法人に対し、100億円の損害賠償を求めていたもの。

 東京地裁は26日の判決で、男性の特許を侵害したことを認め、アップルの日本法人に対し、男性側に約3億3600万円を支払うよう命じた。男性側の弁護士によると、男性は「ユーザーに迷惑をかけるのは本意ではない」として販売の差し止めなどは求めていないため、今後のiPodの販売には影響がないという。