政府は２６日、自民党に対し、臨時国会に提出する国家公務員制度改革関連法案の概要を提示した。

　政府は、省庁の幹部人事や人事評価を一元的に管理するために、新たに内閣人事局を来年４月に設置する方針。これを実現するための国家公務員制度改革関連法案の概要が２６日、自民党に提示されたが、内閣人事局のトップに内閣官房副長官がつくこと、各省庁の大臣の下に「大臣補佐官」のポストを新設することなどが盛り込まれている。

　政府は、来月召集される臨時国会に法案を提出し、成立させたい考えだが、２６日の会議では官邸の人事権が強大化することに懸念の声も上がり、引き続き協議を行うことになった。