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大阪地検元特捜部長ら、控訴審も有罪判決

2013年9月25日 22:33
大阪地検元特捜部長ら、控訴審も有罪判決

 大阪地検特捜部の証拠改ざん事件で、犯人隠避の罪に問われた元特捜部長と元副部長に対する控訴審で、大阪高裁は25日、一審の有罪判決を支持し、弁護側の控訴を退けた。

 判決を受けたのは、犯人隠避の罪に問われている大阪地検元特捜部長・大坪弘道被告(60)と元副部長の佐賀元明被告(52)。2人は郵便不正事件を巡り、担当の元主任検事が証拠品のフロッピーディスクのデータを故意に改ざんしたことを知りながら、事実を隠ぺいしたとされている。一審で、2人は懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を受け、控訴していた。

 25日、大阪高裁は、「2人は改ざんを認識していて、部下による職務犯罪を積極的に隠ぺいした」と指摘し、一審判決を支持し、控訴を棄却した。

 大坪弘道被告「高裁の判決は到底承服しがたい。真実は我にあり。私は無罪だと確信している」

 大坪被告と佐賀被告は、いずれも判決を不服として最高裁に上告する方針。