民主党など野党５党は、秋の臨時国会の早期開会を求めて、参議院議員９２人分の署名を参議院議長に提出した。

　参議院議長に提出された署名は、参議院の３割以上にあたる野党５党の参議院議員９２人分で、「いずれかの議院の総議員の４分の１以上の要求があれば内閣は召集を決定しなければならない」とした憲法５３条に基づき、臨時国会の早期開会を求めるもの。

　民主党・榛葉参議院国対委員長「国民の多くが、いつまで国会は夏休みをとっているんだと。これだけ問題が山積しているのに、審議をしないのかと（思っている）」

　日本維新の会は、安倍首相の外交日程に配慮すべきとして加わらなかったため、数の上で条件を満たす参議院で署名が集められた。ただし、憲法には召集時期に関する規定はなく、来月１５日で召集を調整している政府与党は、早期開会には応じない方針。