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台風で浸水被害、福知山市で復旧作業始まる

2013年9月17日 11:45
台風で浸水被害、福知山市で復旧作業始まる

 16日に日本列島を襲った台風18号により、これまでに全国で3人が死亡し、6人が行方不明のままとなっている。記録的な大雨で川が決壊し、広い範囲で浸水の被害を受けた京都府福知山市では復旧作業が始まっている。

 福知山市では、17日午前8時頃から住民による片づけ作業が始まった。17日は、16日とうって変わって日差しが強くなっていて、家財道具を日にあてて乾かす様子もみられる。また、スコップを使ってわらの撤去作業も始まっている。

 福知山市では、16日午前4時半頃から浸水被害が広がり始めた。市内を流れる由良川の水位が過去最高の8メートル30センチに達して氾濫したことや、水田の用水路の水があふれたことで、住宅街に多くの水が流れこんだ。福知山市の危機管理室では、浸水家屋は220戸程度とみているが、現地調査はまだ実施できておらず、被害の全体像は把握できていない。

 また、滋賀県東近江市で行方不明になっていた男性から17日朝、妻に連絡があったという。男性は車で釣りに出かけていたが、自力で歩いて町までおりてきたとみられている。