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スリーマイル島より深刻…東電が専門家招く

2013年9月13日 16:35
スリーマイル島より深刻…東電が専門家招く

 福島第一原発の汚染水問題で、東京電力はアメリカ・スリーマイル島原発事故の収束にあたった専門家を招き、今後の対応などを話し合う会議を開いた。

 13日に開かれた「汚染水・タンク対策本部会議」には、スリーマイル島の原発事故後、現場で廃炉作業の指揮をとったレイク・バレット氏が招かれた。

 バレット氏「水の管理の問題は、福島第一原発において非常に大きな課題です。(アメリカの)スリーマイル島原発事故よりずっと深刻です」

 また、バレット氏は会議で「世界に対してのコミュニケーションも改善すべきだ」と提言したという。

 東電の広瀬社長は、「今までは、なんでも社内でやる傾向があったが、今後は社外に広く意見を求めていく」と語った。今後、バレット氏の指導や助言を現場に反映させたいとしている。