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突風から一夜明けた埼玉・越谷市から中継

2013年9月3日 11:01
突風から一夜明けた埼玉・越谷市から中継

 埼玉県と千葉県で2日に発生した竜巻とみられる突風で計67人がケガをした他、住宅などにも大きな被害が出たが、3日朝から各地で本格的な復旧作業が行われている。被害が最も大きかった埼玉・越谷市から竹内花奈記者が中継。

 2日に突風が襲った越谷市大杉地区で一夜が明け、3日は午前7時前から多くの重機が住宅街を行き交い、ガレキの片付けや倒れてしまった電柱の復旧などが行われている。住民は声を掛け合ってビニールのシートで抜けてしまった屋根をふさいだり、散らばったガラスの破片や壊れた家具の片付けなどに追われたりしている。

 2日夜は越谷市内で約2500軒が停電をしていたため、市内5か所の地区センターが避難所として開放された、2日夜は95人の住民が避難していたが、すでに電気が復旧したところも多く、午前9時半現在で停電は800軒になっている。このため、3日朝は多くの人が避難所で配られた朝食や復旧作業用のビニールのシートを受け取り、避難所を後にしていた。

 埼玉の越谷市と松伏町では394棟の家屋に被害が出ている。被害の大きかった北陽中学校と大袋東小学校は休校になった。住民はこれから片付けの作業を本格的に始めることになるが、ガラスが散らばる建物の中でその作業をする人の昼食を準備する人たちの姿も見られた。

 また、気象庁の職員が調査に入っていて、建物の倒壊方向から突風の進んだ経路を明らかにし、被害の詳細を調べるという。