宮崎駿監督が引退へ 6日に会見
イタリアで開かれている世界3大映画祭の一つ「ベネチア国際映画祭」で1日、「スタジオジブリ」の星野康二社長が記者会見し、宮崎駿監督が公開中の映画「風立ちぬ」を最後に引退することを明らかにした。
星野社長「世界に友人の多い宮崎駿に関しての発表を、この場でさせていただきます。『風立ちぬ』を最後に、宮崎駿監督は引退することを決めました」
「風立ちぬ」は、ベネチア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされている。星野社長は会見で、この作品を最後に宮崎監督が引退することを明らかにした。監督自身は6日、東京都で記者会見を開くという。
「風立ちぬ」で声優を務めた瀧本美織さん「残念ですけれど、でも『風立ちぬ』に自分が関わることができて本当に光栄に思っています」
宮崎監督は、「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」などで監督を務め、日本アニメ界の第一人者としての地位を不動のものとした。
引退作品となる「風立ちぬ」は、ベネチア国際映画祭で日本時間2日未明、公式上映が行われる。