沖縄県の仲井真知事や各市町村長など沖縄県軍用地転用促進・基地問題協議会のメンバーが３０日朝、首相官邸を訪れ、安倍首相に米軍基地問題についての要望書を提出した。

　協議会のメンバーは要望の中でも特に、今月５日に沖縄のキャンプ・ハンセン内で起きたヘリ事故に関して、迅速に正確な情報を出すよう政府に求めた。

　軍用地転用・基地問題協議会、儀武副会長「原因究明できるまでは飛行再開させないという話だったんですが、強行してヘリが飛んでいるんですね。そういったことに関して全然何も説明がないと。せめて何らかの説明をして飛ばすべきではないか、という話もした」

　また、仲井真知事は、今月２７日にアメリカ・ネバダ州で起きた新型輸送機・オスプレイの事故を受け、「県民の不安は拡大しつつあり、せめてオスプレイの分散配備をやっていただきたい」などと要望した。