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「1票の格差」9選挙区で2倍超える

2013年8月29日 18:22

 総務省が28日に発表した住民基本台帳の人口に基づき、日本テレビが衆議院小選挙区のいわゆる「1票の格差」を試算したところ、兵庫など7つの都道県の9つの選挙区で、最も人口が少ない宮城5区の2倍を超えていることがわかった。

 今年3月31日現在の住民基本台帳人口に基づく試算によると、2倍を超えているのは、格差が大きい順に兵庫6区、愛知12区、北海道1区、兵庫7区、埼玉3区、東京19区、東京23区、神奈川13区、静岡5区の9つの選挙区。

 このうち、「1票の格差」が最も大きかったのは兵庫6区で、人口が最も少ない宮城5区との格差は、2.097倍に達している。

 衆議院小選挙区の「1票の格差」をめぐっては、2010年の国勢調査を基に、今年6月に公職選挙法が改正され、最大格差を2倍未満にする措置がとられていたが、人口の変動で再び2倍以上の選挙区が出ることが指摘されていた。

 一方、参議院の選挙区については、議員1人あたりの人口が最も少ない鳥取県と比べた結果、最大格差は兵庫県の4.759倍となった。