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甘利氏、TPP交渉への強い意欲を示す

2013年8月23日 1:04
甘利氏、TPP交渉への強い意欲を示す

 TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉会合は22日、初日の議論を終えた。甘利経済再生相は、ホストとして開いた夕食会で交渉への強い意欲を示した。

 ブルネイではじまったTPP交渉会合は今回で19回目で、日本が会議の初日から参加するのは初めて。午前中の全体会議を終えると、甘利経済再生相はブルネイやマレーシアなど3か国の閣僚と相次いで会談した。知的財産や国有企業に関する議論では、アメリカとアジア諸国との間に考え方の違いがあり、日本が取りまとめに向けて議論をリードしたい考え。

 会議終了後、日本が参加国を招いた夕食会では、これから厳しい交渉が予想されるアメリカに対して冗談を交えたこんな挨拶もあった。

 甘利経済再生相「日本の悪口も大いに言ってください。アメリカの悪口もどんどん言ってください」

 甘利経済再生相は2日目も、酪農大国・ニュージーランドの閣僚などと会談する。国益を拡大するために、緊張感漂う駆け引きが続く。