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シリア化学兵器疑惑、国連の現地調査始まる

2013年8月20日 12:36

 内戦が続くシリアで化学兵器の使用が疑われている問題で、国連が現地での調査を開始した。

 国連の潘基文事務総長によると、シリア入りした国連の調査団20人は19日、現地での調査を開始した。今後2週間、化学兵器が使われたとされる3か所で証拠となるものを採取したり、被害者や目撃者からの聴き取りを行ったりしたい考え。

 シリアでの化学兵器使用疑惑については、アメリカ政府などはアサド政権が使ったと断定しているが、アサド政権側は反体制派によるものだと主張している。

 調査団は今回、化学兵器が使用されたかどうかを検証するだけで、どちらが使ったかについては判断しないという。