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桜島の爆発続くも、大規模な噴火の兆候なし

2013年8月19日 1:13
桜島の爆発続くも、大規模な噴火の兆候なし

 鹿児島県の桜島で18日午後、今年に入って500回目の爆発が観測され、噴煙が5000メートルにまで達し、鹿児島市街地に大量の灰を降らせた。

 桜島の昭和火口は18日午後4時31分に、今年500回目となる爆発をした。噴煙は昭和火口では観測史上最高となる5000メートルまで上昇。東の風に乗って鹿児島市街地方面に大量の灰を降らせた。街中では車がヘッドライトをつけて走り、傘を差す人の姿も見られた。

 また、18日午後9時44分には501回目の爆発をしており、夜の鹿児島市街地は火山灰で車のライトもかすんでいた。

 気象台によると、今のところ大規模な噴火が発生する兆候は見られないということだが、噴火警戒レベル「3」を継続し、引き続き警戒を呼びかけている。