×

猛暑続く四万十市 農業や漁業に被害も…

2013年8月13日 21:21
猛暑続く四万十市 農業や漁業に被害も…

 13日も日本列島の広い範囲で猛烈な暑さとなり、気象庁は34の都府県に高温注意情報を発表した。特に、高知県四万十市江川崎は気温が40℃に達し、40℃台を観測するのは4日連続となった。

 12日に最高気温41.0℃を記録し、観測史上最高を更新した四万十市内には「日本一」の看板も設置されていた。最高気温にちなんで41円でかき氷を提供する店では、訪れた人が涼をとっていた。

 一方、日本一の猛暑が農作物に影響を及ぼしている。水がなく干上がってしまった田んぼの地面は乾ききって、ひび割れた状態になっていた。この周辺ではここ最近、まとまった雨が降っておらず、水が減っているということで、農業や川の漁などに被害も出始めている。急きょ、田んぼに谷川の水をポンプで引き込む農家もある。

 四万十川はアユ漁が有名で、この時期には友釣りが盛んだが、高温でおとりのアユの元気がなくなってしまい、釣果が落ちているという。

 連日の猛暑で、13日午後4時半現在、全国の172地点で35℃以上の猛暑日となった。