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厚労省、9月をブラック企業集中監督月間に

2013年8月8日 15:23
厚労省、9月をブラック企業集中監督月間に

 労働環境が悪く、若い従業員の「使い捨て」が疑われる、いわゆる「ブラック企業」について、厚生労働省は、9月を「集中監督月間」とし、約4000社に立ち入り調査を行うと発表した。

 田村厚労相は8日午前の会見で、「若者を使い捨てにするブラック企業をなくしたい」と述べ、若者に過酷な労働を強いて退職に追い込むなど「使い捨て」が疑われる「ブラック企業」に対し、9月に集中的に立ち入り調査を行うと発表した。

 具体的には、極端に離職率が高い企業や、過去にうつ病などの労災が認められた例がある企業など約4000社について実態を調べ、法律違反が明らかになれば改善に向けて指導する。繰り返し違反するなど悪質な企業については、送検し、社名を公表する予定。

 また、9月1日には「ブラック企業」の情報を集め、個別の相談にのるため、無料の電話相談を行うという。

 ブラック企業等に関する無料電話相談:0120-794-713(9月1日 午前9時から午後5時)