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臨時国会“麻生発言”審議せず7日に閉会

2013年8月7日 13:33
臨時国会“麻生発言”審議せず7日に閉会

 第184臨時国会が6日間の会期を終え、7日に閉会する。麻生副首相が憲法改正について述べた際、ナチス政権を例に挙げ、その後、撤回した問題をめぐり、野党側は審議を求めてきたが、結局行われないまま国会は閉会する。

 民主党など野党5党は7日、麻生氏の罷免を求める文書をまとめた。7日午後、政府に文書を提出する予定だが、政府側は罷免には応じない方針。

 この臨時国会では参議院の議長や常任委員長などを決めるのが主な目的だったが、民主党内の人事が遅れたことなどから常任委員長が決まっておらず、午前10時から予定されていた参議院本会議はまだ開かれていない。

 国会は7日に閉会するが、今後、安倍首相は来年度予算の編成にとりかかる他、秋の臨時国会では成長戦略の関連法案を成立させたい考え。

 また、秋の国会前には予定通り来年4月から消費税を増税させるのかについても最終判断することになる。