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最低賃金、全国平均で14円引き上げへ

2013年8月6日 12:38
最低賃金、全国平均で14円引き上げへ

 雇い主が、従業員に支払うことを義務づけられる「最低賃金」が、全国平均で、今より14円高い時給763円に引き上げられる見込みとなった。

 厚生労働省の審議会は、6日朝、最低賃金の今年度の引き上げ幅について、全国平均で今より14円引き上げ、763円とすべきという目安をまとめた。10円以上の引き上げは3年ぶり。

 現在は、11の都道府県で、1か月分に換算した最低賃金が生活保護費を下回っているが、14円の引き上げが実現すれば、北海道以外の都府県で、生活保護との「逆転」が解消されることになる。

 今後は、各都道府県が、6日に決まった目安を基に引き上げ額を決め、10月中に適用される。