×

第3次大戦想定、英女王のスピーチ原稿準備

2013年8月3日 3:05

 冷戦真っ直中の1983年、イギリス政府が第3次世界大戦の開戦を想定し、エリザベス女王のスピーチ原稿を極秘に準備していたことが明らかになった。

 エリザベス女王のスピーチ原稿の草案は、1日、イギリスの国立公文書館が公開した機密文書の中で明らかにされた。草案は、冷戦下の1983年、当時のサッチャー政権が極秘に作成したもので、「戦争の狂気は今、再び世界に広がっている。勇敢な我が国は、生き残るために再び備えなければならない」などと書かれ、第3次世界大戦の開戦を想定した内容になっている。

 また、核戦争の勃発を念頭に「敵はライフルを持った歩兵や空軍兵ではなく、科学技術を悪用した恐ろしい力だ」とも記述されている。