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ウィキリークスに機密提供、米兵に有罪判決

2013年7月31日 16:06

 内部告発サイト「ウィキリークス」にアメリカ軍の機密情報を漏らした罪に問われている兵士について、アメリカの軍事法廷は30日、20の罪状で有罪とする判決を言い渡した。

 アメリカ陸軍のブラッドリー・マニング上等兵は、ウィキリークスに不正に入手した軍の機密情報を漏えいしたとして22の罪に問われていた。30日に行われた軍事法廷では、このうち20の罪について有罪の判決が言い渡された。

 一方で、国際テロ組織「アルカイダ」に情報が渡る可能性を認識していたとされる「利敵行為」の罪については、無罪となった。量刑は順次言い渡されるが、数十年間の禁錮刑となる可能性もある。

 「判決は短絡的なものであり容認できない。改められるべきだ」-一方、ウィキリークスの創設者で性的暴行容疑がかけられているジュリアン・アサンジ容疑者は、判決を強く非難するとともに、「正しい情報を市民に伝えることはスパイ行為にはあたらない」とマニング上等兵を擁護した。