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猪木氏、金正恩第1書記の“後見人”と会談

2013年7月31日 13:57

 先の参議院選挙で当選を果たしたアントニオ猪木氏が、北朝鮮を訪れた際、金正恩第1書記の後見人とされる張成沢氏と会談していたことがわかった。

 猪木氏は朝鮮戦争休戦60年の記念行事に合わせ、29日まで平壌を訪れていて、張氏から猪木氏に「会いたい」と連絡があったという。猪木氏は28日午前、約1時間にわたってスポーツ交流や日朝関係について意見を交わし、張氏からは「日朝関係はこのままではない」との発言があったという。ただ具体的な内容は、明らかにできないとしている。

 猪木氏は朝鮮労働党の序列2位の金永南最高人民会議常任委員長らとも会談。一連の会談では、「拉致問題も含めた日朝の様々な担当大臣が直接話し合うチャンネルづくりが重要」との話が交わされたとしていて、北朝鮮としては日本との関係改善に前向きな姿勢を示した形。