×

パナソニック決算、円安影響で増収増益

2013年7月31日 21:32
パナソニック決算、円安影響で増収増益

 2年連続で7000億円を超える巨額赤字を計上したパナソニックが31日、今年4月から6月までの決算を発表した。円安などの影響から増収増益となっている。

 パナソニックによると、今年4月から6月までの連結決算は、売上高が1兆8245億円、純利益は当初の計画より約300億円増えて1078億円となった。円安の影響が全体的にプラスに働いている。自動車関連事業などが好調で、また、年金制度を変更したことによる利益として798億円を計上したことが増収増益の主な要因。

 一方で、見直しを進めるテレビや携帯電話事業などの低迷から、為替の影響を除いた実質の売り上げは前年と比べて減少している。

 河井英明常務「“スマホ”については、もう少し時間をかけて、しっかりした改善策を作っていきたい」

 パナソニックでは、今年度500億円の黒字を目指している。