来月２日からの臨時国会で選出される参議院の副議長の人選をめぐり、自民党は、民主党の輿石東参院議員会長の就任を容認する見通しとなった。

　民主党の輿石参院議員会長と自民党の溝手参院議員会長らは３１日朝、国会内で会談し、お互い協力して今後の国会運営を行っていくことで一致した。

　自民党・脇参院幹事長「過去の運営、いろいろあったけれども、反省すべき点は反省して、お互いしっかりとやっていこうと」

　民主党は副議長の候補として輿石氏を推す方針だが、自民党側は、過去の輿石氏の議会運営を問題視して、難色を示していた。こうしたなか行われた３１日の会談では、輿石氏から「過去のことについては反省すべき点もある」との発言があったという。自民党側はこの発言を評価し、輿石氏の副議長就任を一転して容認する見通しとなった。