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斎木次官、中国外相らと尖閣問題で意見交換

2013年7月30日 22:15
斎木次官、中国外相らと尖閣問題で意見交換

 中国・北京を訪問している外務省・斎木事務次官は30日、王毅外相らと会談し、対立が続く尖閣問題などについて意見交換をした。

 斎木次官は30日午前、北京駐在の木寺中国大使らとともに中国外務省に入った。中国外務省によると、斎木次官は王毅外相やアジア担当・劉振民外務次官と会談を行ったということで、終了後、王毅外相自らが見送る様子も見られた。

 斎木次官「今後、様々なチャンネルを通じて、互いで意思疎通を継続していくということで了解し合いました」

 日本側は、安倍首相が主張する「前提条件のない首脳会談」の開催などについて打診したものとみられるが、斎木次官は「官邸の首脳に報告したい」として、中国側の反応は明らかにしなかった。

 一方で、中国「人民日報」傘下の「環球時報」は30日、斎木次官の訪中について「就任の挨拶」との見方を示し、首脳会談を念頭に「道のりは条件が整っておらず、達成できない」と報じている。