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豪雨災害、政府調査団が島根入り

2013年7月30日 18:54
豪雨災害、政府調査団が島根入り

 記録的な豪雨によって、山陰地方では非常に激しい雨による土砂災害の被害が発生した。島根県では行方不明となっている24歳の男性の捜索が続いている。男性が行方不明となってから3日目となるが、30日も警察など100人体制で捜索活動が行われ、午後7時まで続けられる予定。

 捜索行方不明になっているのは、津和野町名賀・田中聡さんで、29日、田中さんのものとみられるジーンズが、名賀川で見つかったが、発見には至っていない。一方、孤立している人は44世帯92人となっているが、県の防災ヘリや徒歩で避難するなどして、徐々に減っているという。

 こうした中、30日、内閣府の西村康稔副大臣を団長とする調査団のメンバー23人が現地に入った。島根県の溝口知事は、「激甚災害指定」や「道路や河川、JRなどの早期復旧に向けた支援」などを要望した。

 西村副大臣「想像以上に甚大な被害を、あらためて痛感した。やれる事は全部やり、一日も早い復旧、住民の皆さんが安心して頂けるよう全力をあげたい」

 一方、孤立している名賀地区につながる県道では、本格的な復旧作業が始まったが、メドはたっていないということで、かなりの時間がかかりそうだ。30日も夜通し作業が行われ、一日も早い孤立解消を目指している。